秋冬の季節になると、髪のパサつきが気になってくる方も多いことでしょう。
そんな髪のパサつきには、様々な原因が隠れています。
実は日々の“アレ”を見直せば、あなたの髪もつやつやになれるかも!
ここで、髪のパサつきの原因や、つや髪になるための対策を見ていきましょう。
1.なぜ髪がパサつくの?
髪がパサつくと感じてしまう大きな理由は、“キューティクル”にあります。
キューティクルとは、髪の表面にうろこ状に重なり合っているもの。
このキューティクルがピッタリとくっついていることで、髪につやが現れ、あらゆる外的刺激から髪を守ってくれています。
しかし何らかの原因によって、このキューティクルがめくれたりはがれてしまったりすることによって、パサつきや傷みがあらわれてしまうのです。
そのためパサつきを防ぐには、キューティクルを傷めないように大切に守っていくことが大切です。
また、頭皮環境の乱れによってすこやかな髪が育たなくなり、パサパサとした質感が現れているということも考えられます。
2.髪がパサつく原因
それでは、髪のパサつきにつながる具体的な原因を、ここで見ていきましょう。
【原因1】摩擦によるダメージ
髪がパサつく1つ目の原因は、髪同士の摩擦によるダメージです。
髪同士がこすれあうことで、表面のキューティクルがはがれてしまう可能性があるからです。
特に髪に摩擦が起きやすいのは、次のような場合です。
×シャンプーのごしごし洗い
シャンプーの時、髪や頭皮をごしごしとこするように洗っていませんか?
実は髪が濡れているとき、キューティクルは、傘のように開いています。
その状態でごしごしとこすり合わせるように洗ってしまうと、髪が乾いているときに比べてキューティクルにダメージを受けやすくなってしまうのです。
×ごしごしタオルドライ
タオルドライの時に、ごしごしとこするように拭いてしまうのも、もちろんNGです。
しっかり乾かすまでは、キューティクルは開いたまま。
余計にパサつきを感じやすい髪に近づいてしまいます。
【原因2】熱によるダメージ
髪のお手入れには、ドライヤーやヘアアイロンなど、高温の熱を利用することが多いでしょう。
しかし、高温の熱も髪のパサつきの原因の一つ。
なぜなら、髪の主成分であるたんぱく質は、乾いた状態で180℃、湿った状態で130℃程度から変性を起こしてしまい、髪にダメージを与えてしまうからです。
とはいっても、毎日のヘアケアには欠かせないドライヤーやヘアアイロン。
だからこそ、使い方には注意が必要です。
◎ドライヤー
お風呂上がりに必要不可欠なドライヤーにも、髪のパサつきの原因が隠れています。
×近すぎる
ドライヤーを、髪のすぐ近くで使ってしまうのはNGです。
ドライヤーは、吹き出し口付近の風が1番高温になり、離れるにつれて温度が下がっていくものです。
そのため、髪に近い距離でドライヤーを使い続けることで、髪にダメージを与えてしまいます。
×角度
ドライヤーの風を当てる角度によっても、髪のパサつきを加速させる原因が隠れています。
キューティクルのうろこは、髪の根元から毛先に向かって傘を開きます。
台風の日に風にあおられて傘がひっくり返ってしまうのと同じように、キューティクルも流れに逆らって風を当てることで、めくれあがってしまうことに。
その結果、パサついた手触りの髪になってしまうのです。
×長時間の使用
ドライヤーを長時間使いすぎてしまうのにも注意しましょう。
乾かしすぎると、髪の水分が必要以上に持っていかれてしまうので、パサつきの原因になります。
◎ヘアアイロン
ヘアアイロンを使うと髪につやが出たように見えますが、それは一時的なもの。
髪の内部にはダメージが蓄積されていってしまいます。
次のような使い方で、必要以上に髪に負担をかけないように意識してください。
×高すぎる温度
ヘアアイロンによっては200℃以上の熱が出るものもありますが、おすすめは
150℃程度。これくらいの温度でも、十分スタイリングができます。
×長時間の使用
長時間髪にヘアアイロンを当てすぎるのにも注意が必要。
どんどん髪がダメージを受けて、パサつきの原因になります。
ヘアアイロンを使い慣れていなくて、どうしても髪に触れている時間が長くなってしまう方は、低めの温度設定で行うようにしましょう。
×髪が濡れている
先ほどお伝えしたように、乾いている髪よりも濡れている髪のほうが、熱に弱いです。
髪が濡れていると、150℃程度でも大きな負担になってしまいます。
【原因3】自然乾燥によるダメージ
熱が髪へのダメージになるということは、ドライヤーを使わないほうがいいのでは?
そう思ってしまう方もいるかもしれませんが、実は自然乾燥のほうがはるかにダメージが大きく、パサつきやすくなります。
髪は濡れたままだと、キューティクルも開いたまま。そのキューティクルの隙間から水分や栄養分がどんどんと流出してしまい、パサついた手触りの髪になってしまいます。
また、キューティクルが開いた状態で、髪を枕に押し当てて眠ってしまうと、大きな摩擦が起こってボロボロの状態に。
このように、自然乾燥にはデメリットが多く潜んでいるのです。
【原因4】パーマやヘアカラーによるダメージ
パーマやヘアカラーは、髪のおしゃれには必須。
多くの人が、髪の傷みやパサつきを薄々感じながらも、おしゃれを楽しんでいることでしょう。
ですが、パーマやヘアカラーのやりすぎで髪が傷んだりパサついたりしてしまうと、せっかくのおしゃれも台無しになってしまいます。
やりすぎには注意して楽しみましょう。
【原因5】紫外線によるダメージ
紫外線によるダメージも、髪のパサつきの原因の一つです。
紫外線も高温の熱と同じように、髪のタンパク質を変性させてしまいます。
そのため、髪のダメージや乾燥が進み、パサついてしまうのです。
【原因6】食生活の乱れによる栄養不足
食生活の乱れで栄養不足になることでも、髪のパサつきを感じやすくなります。
人の体はすべて、食事から得られる栄養で出来上がっています。
そのため、栄養バランスの整っていない食事を続けていると、美しい髪に必要な栄養素が届かなくなってしまい、パサついた髪が生まれてしまっている可能性があります。
【原因7】その他
他にも次のようなことが原因で、髪のパサつきが起こっているかもしれません。
■冬は乾燥しやすい
冬は肌が乾燥しやすいと感じる方も多いでしょう。
同じように、髪も乾燥しやすい季節です。
水分不足になり、パサつきやすくなってしまいます。
■シャンプーの洗浄力が強い
洗浄力が強いシャンプーを使い続けることで、髪や頭皮が乾燥しやすくなっていることもあります。
髪や頭皮をすこやかに保つために、皮脂というのはある程度必要なもの。
しかし洗浄力が強いシャンプーを使い続けていると、残しておかないといけない皮脂までごっそり洗い流してしまい、乾燥を招いてしまうのです。
その結果、髪のパサつきが気になっているのかもしれません。
3.対策
それではここから、髪のパサつきを防ぐための対策を確認していきましょう。
毎日のお手入れで髪のパサつきを防ぐ
髪のパサつきを防ぐために最も大切なのは、毎日正しく髪のお手入れを行うことです。
【対策1】正しいシャンプー
正しいシャンプーのポイントは、次の3つです。
① たっぷり泡立てる
シャンプーは、たっぷり泡立てて使うようにしましょう。
シャンプーの泡は、髪同士の摩擦を防ぐクッションの役割を担っているからです。
取り出したシャンプーは、まずは手のひらの上である程度泡立ててから髪になじませてください。
泡立てが苦手な方は、最初から泡で出てくるシャンプーを使用するのもおすすめです。
どうしてもシャンプーが泡立たない方は、こちらで原因をチェック>>
② マッサージをするように
髪はごしごし洗うのではなく、やさしくマッサージをするように洗いましょう。
ごしごし力強く洗うことで、髪だけでなく頭皮にまで負担を与えかねません。
指の腹を使って円を描くようなイメージで洗ってあげてください。
③ 冬だけでもアミノ酸シャンプーを
髪や頭皮が乾燥しやすい冬の季節だけでも、アミノ酸系のシャンプーを使ってみるのもおすすめです。
夏は汗や皮脂が多くなるので、しっかりとした洗浄力のあるシャンプーで洗ったほうが気持ちよく感じるかもしれません。
しかし季節が変わると、髪や頭皮の環境も変わります。
乾燥やパサつきを感じやすい季節だけでも、マイルドに洗い上げてくれるアミノ酸シャンプーを取り入れてみてはいかがでしょうか?
HADA NATUREの泡で出てくるアミノ酸シャンプーはこちら
【対策2】正しいドライ
シャンプーに引き続き、乾かす際にも髪をいたわってあげましょう。
① タオルドライは丁寧に
タオルドライは丁寧に、かつしっかりと行ってください。
ごしごしと髪同士をこすり合わせるのはNGです。
タオルで髪をギュッと挟み込むようにして、水分をふき取っていきましょう。
ここでしっかり髪の水分を取っておくことで、ドライヤーの時間を減らすことができ、熱ダメージによる髪のパサつきを防ぐことにもつながります。
② 位置や角度に注意して
ドライヤーの位置や角度にも注意しましょう。
髪に近づけすぎるのはよくないので、だいたい20㎝程離して使用してください。
またキューティクルの流れに合わせて、髪の根元から毛先に向かって風が流れるような角度でドライヤーを使用するのも大切です。
③ 乾かす順番
髪のどの部分から乾かしていくか、その順番も重要です。
髪は、根元のほうが乾きにくく、毛先に向かうにつれて乾きが早くなってきます。
そのため、根元を最初に乾かしていきましょう。
乾きにくいところから順番にドライヤーをあてることで、髪全体を均等に乾かすことができ、部分的なオーバードライを防ぎます。
④ 最後に冷風
8割から9割程度髪が乾いたら、最後は冷風を使いましょう。
実は、最後に冷風で髪を冷ますことで、キューティクルをピタッと閉じた状態で固定させることができるのです。
このように仕上げることで、しっとりなめらかな髪にまとまります。
【対策3】ヘアケアアイテムを取り入れる
髪のパサつきを防ぐためには、毎日のお手入れにヘアケアアイテムをプラスしてみるのもおすすめです。
■トリートメント
シャンプーの後には、トリートメントでのお手入れがおすすめです。
リンスやコンディショナーは髪の表面に働きかける一方、トリートメントは成分が髪の内部にまで浸透し、内側から補修してくれます。
■ヘアマスク
週に1~2回のスペシャルケアとして、ヘアマスクを取り入れてみるのも、髪のパサつき対策に有効です。
シャンプーの後に髪になじませて数分放置することで、じっくり髪の内部を補修してくれます。
お気に入りのリンスやコンディショナーを使っているという方は、トリートメントの代わりに、このヘアマスクを使用したお手入れを定期的に挟んでみるのもおすすめです。
■アウトバストリートメント
アウトバストリートメントとは、お風呂上がりに使用するトリートメントです。
髪の表面をコーティングし、インバストリートメントで髪の内部に補った成分が流れ出ていかにように守ってくれます。
ドライヤーの前になじませておくことで、ドライヤーの熱から髪を守ってくれる効果もあります。
【対策4】夏は紫外線にも注意
特に紫外線量が増える夏の季節には、髪の紫外線対策を意識しましょう。
最近では髪用の日焼け止めスプレーなども販売されています。
このようなアイテムを使用したり、帽子や日傘を使ったりして、髪を紫外線から守ってあげて下さい。
【対策5】髪に大切な栄養分を摂りいれる
髪のために大切な栄養分を、意識的に取り入れることも大切です。
まず必要なのは、髪の主成分である“タンパク質”。
お肉や魚、大豆などから摂り入れることができます。
また、健康な髪を作ることを助ける“ビタミンB2”もおすすめ。
豚や鳥のレバーや鶏卵、舞茸などからも補えます。
4.パサついた髪のお手入れなら肌ナチュールにおまかせ
肌ナチュールには、パサついた髪のお手入れに役立つアイテムがそろっています。
肌ナチュールでしっとりうるつや髪を作ってみませんか?
炭酸ヘッドスパシャンプー
◎泡で出てくるから、面倒な泡立て不要
肌ナチュールのシャンプーは、ワンプッシュで濃密な泡が出てくるのが特徴。
手のひらで泡立てる必要はなく、そのまま髪になじませるだけで、ふんわり泡がどんどん膨らみます。
◎冬にも使いたいアミノ酸シャンプー
肌ナチュールのシャンプーは、アミノ酸系の洗浄成分*を使用しています。
強すぎない洗浄力で、必要な皮脂は残してくれるから、頭皮や髪の乾燥を防ぎます。
*ココイルグルタミン酸Na・ココイルメチルタウリンNa
◎保湿成分配合でしっとりとした洗い上がり
こだわりの13種類の自然派美容成分を配合。
髪のパサつきを感じさせにくい、しっとりとした洗い上がりです。
◎炭酸泡で頭皮汚れはすっきり
肌ナチュールは、炭酸泡で洗い上げるシャンプー。
液体に近い炭酸泡で頭皮になじみやすく、汚れをきれいに洗い流します。
しっとりとすっきりの両方を叶えるアイテムです。
トリートメント
◎ドライヤーの熱を味方にするヒートリペア成分配合
肌ナチュールのトリートメントは、熱を利用して髪にハリやコシを与えるボタニカルヒートリペア成分*を配合しています。
ヒートリペアとは、熱で補修をするということ。
ドライヤーなどの熱を利用して髪に密着し、パサつきの感じない髪に整えます。
*γ-ドコサラクトン
◎髪の主成分たんぱく質「ケラチン」を配合
肌ナチュールのトリートメントには、髪の主成分である“ケラチン”を3種類も配合しています。
そのケラチンを直接髪の内部に補給することで、すこやかな髪に整えてくれます。
◎ボタニカル成分がパサつきを防いでつや感UP
6種類のボタニカルエキスと3種類のボタニカルオイルを配合したトリートメントで、髪に潤いを与え、パサつきのないうるつや髪に仕上げます。
5.まとめ
今回は髪のパサつきが気になる方へ、その原因や対策についてお伝えいたしました。
少し意識して毎日のヘアケアを行うことで、意外と簡単にパサつきは抑えることができます。
まずは1つ、今日から対策を取り入れてみてはいかがでしょうか?